Paper Parade Lab.01 Pattern
月のクレータをイメージした紙
紙の特徴のうちの一つ柄から
凸凹した紙に挑む
ファンシーペーパーの三要素である「色・柄・風合い」をPaper Parade Printing 独自の視点で追求し、紙の新しい可能性を拡張する実験過程とそのアウトプットを発信していくプロジェクト「Paper Parade Lab.」
紙のあり方に大きな変化が起きつつある今、そのあおりを受けて出版業界の売り上げは落ちているにも関わらず、本の制作数は過去最大という現象が起きています。そのような中、紙業を営む平和紙業の“今自分たちにできることは何か”という疑問から生まれた「紙の持つ3要素(色・柄・風合い)で今までに見たことのない世界を表現してみたい」という想いを受けて、この企画はスタートしました。
Papertypeの表現を使って紙の持つ柄(エンボスペーパー)を紙に転写することで、紙の柄の凸凹度合いを客観的に見ることができます。月のクレーターをイメージした「かぐや」を選び、この表現の実験と制作を繰り返しました。転写した印刷物から版を作り、デボスしてあらたに紙を作り、紙の柄から拡張した表現の実験を行い、最終的にA!ポスターの完成に至りました。